黒孩子と尊い命

生まれたことを隠される子供を黒孩子と言います。

農村部では男子尊重になる傾向がある

黒孩子と尊い命

中国都市部ではそれほど顕著ではありませんが、やはり農村部では男子尊重になる傾向があります。女児は生んでも嫁に行ってしまう。そうなると家の労働力が賄えなくなるのです。どうしても日本では出産前に性別を教えて貰うのは、特別なことではありません。私自身、率先して知りたくはありませんでしたが、産科医は教えてくれようとしていました。(現実にはいつも足を組んでいて股間が拝めず出産までわからなかった!!)中国では、出産前に性別を教えてしまうとすなわち堕胎につながってしまうため、性別を教えることは禁じられています。

しかしそこは袖の下がものを言わせる中国ですので、お金を積めば教える医者は幾らでも居ます。そして安易に中絶してくれる医者も沢山いるのです。実際に自分のお腹に宿った命をたった性別だけで亡きものに出来てしまうのです。

筆者自身、42歳の高齢出産で第1子を産みましたが、羊水検査すらしませんでした。例えどんな障害があったとしても「生もう」そう決めていました。同じようにこんな制度下の中国でも我が子を殺すのが忍びない人は、どうするかというと生んでしまってなかったことにしてしまいます。このように生まれたことを隠される子供を黒孩子と言います。黒孩子は出生届が出されないため、普通であれば受けることのできる当然の権利がありません。社会保障をまったく享受することが出来ないため、就学年齢になっても学校に行くことも出来ず、ひいてはまともな職に就くことも出来ないのです。

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