命の尊厳

一人っ子政策というものはひいてはその国の在り方に関わる問題ではないでしょうか。

第2子第3子をもうけてよい特例がある

命の尊厳

では、第2子第3子をもうけてよいのはどのような人なのでしょうか。もちろん一般の人でも罰金を払ったり、高額な出産費用を支払うことが出来れば子供を複数持つことは可能です。しかしそのようなハンディを背負うことなく複数子を持てる人はいます。まず第1子が障害者であったり、長年不妊で養子を得た後の妊娠であった場合や両親ともに一人っ子である場合または大学院卒業者などは第2子をもうけても良いことになっています。

しかしこれらの考えは安直であり、生命の奇跡に対する冒涜だと思います。ハンディキャップを抱えた子供を持った場合、第2子を持つことを許される・・・?と思います。確かにハンディを背負った子には兄弟がいてあげることは良いことでしょう。ですがこの制定はその子自身を見据えて決めたことでしょうか。正常児を持てるまでは許される=親の立場で取られた政策に見えて仕方ありません。また両親ともに大学院卒ならば可とするというのも「?」と思わずにはいられません。

大学院を出た夫婦からは優秀な子供が生まれるのでしょうか?千葉県で英国人女性を殺害した犯人の両親は医者(医者は必然的にマスター(修士)ではなくドクター(博士)です)でしたし、関西の方で妹を惨殺した兄の父も歯科医でした。子供が優秀に育つかどうかは(素養がまったく関係ないとはいいませんが)育たれ方によるように私は思います。

盲目ながらピアニストとしてアメリカで開催されたヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した辻井さんのお父さんは産婦人科のお医者さんだそうです。視力障害者という現実にどう向かい合ったかは、おそらく他者には想像もつかないほどの苦しみであったと思いますが、一つだけ言えることは「目が見えないからこの子はいらない」「早く次の子を作ろう」とかそんなことは思われなかっただろうな、ということです。お子さんに出来ることの可能性を探り、惜しみない愛情と教育を与えたはずです。

このような愛情こそが本来の人としてのあるべき姿なのであって、一人っ子政策というものはひいてはその国の在り方に関わる問題ではないでしょうか。

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